2016年4月14日、熊本は大きな揺れに見舞われました。
その揺れは、犬や猫にとっても予想以上のストレスになり、多くの飼い主が「この子を守らなきゃ」と必死でした。
実際、地震の時…
• キャリーに入れようとして逃げられた
• 逃げた愛犬が数日戻らなかった
• 避難所までの移動中に固まってしまった猫の様子が忘れられない
このような声が多く寄せられました。
専門的な防災ノウハウも大切ですが、熊本で暮らすからこそ知っておきたい現実があります。
今回は、熊本地震の教訓を踏まえた実践的な防災ガイドを、「わかりやすく・今日からできる準備」としてまとめました。
地震時に犬・猫が見せる反応

地震が起きた瞬間、犬や猫は身体に異常なストレスを感じます。
普段は温厚でも、怖さのあまり予想外の行動を取ることも。
実際、熊本地震の際もこのような実例が挙げられています。
• 外へ飛び出していなくなった
• 狭い場所に隠れて出られなくなった
• 怖さで暴れてケガをした
こうした行動は、人間には予測できません。
だからこそ「予防」が重要です。
今すぐできること:
首輪がゆるんでいないか確認
すぐに備えるべき識別と防災アイテム
迷子札+マイクロチップの確認

迷子札は、首輪に必ず常時装着!
スマホのQRコード型迷子札も、連絡がつながりやすいです。
そしてマイクロチップは、環境省・日本獣医師会等が推奨している確実な識別方法。
しかし登録情報が古いままだと、せっかくチップが埋まっていても意味がなくなります。
熊本地震の事例では、マイクロチップが決め手で再会できたケースが複数ありました。
【2022年6月からの新制度】
犬・猫へのマイクロチップ装着が義務化。
※ ブリーダーやペットショップで販売される犬や猫のみ
すでに装着済みの方も、引っ越しや電話番号変更時は必ず情報更新を。
今すぐできること:
迷子札・マイクロチップ登録情報を確認
防災セットの準備

一般的には3〜5日分が基本ですが、熊本地震では物流混乱や断水が長期化したエリアがあったため、余裕を持って7日分の備蓄が安心です。
必須アイテム(優先順)
- フード・水
- 常備薬・健康手帳(病歴・アレルギー記載)
- キャリー
- トイレ用品
- 写真・連絡カード
あると安心(一例)
- タオル・毛布
- お気に入りのおもちゃ
- ウェットティッシュ
- 予備のリード・首輪
熊本地震の際、益城町や西原村など断水が1ヶ月以上続いたエリアも。
フードはもちろんですが、「水の備蓄」がとても重要です。
今すぐできること:
今あるフードと水の量を数えて、7日分準備
避難場所の確認と“同行避難”のリアル

政府は「ペットとの同行避難」を推奨していますが、実際の熊本の避難所では対応がまちまちでした。
- 同じ空間で過ごせないことがある
- 屋外スペースや別室になることが多い
- キャリー持参を求められることがある
つまり、避難所=一緒に寝られる場所とは限らないのが現実です。
だからこそ、以下の内容を事前に確認しておきましょう。
チェックポイント
- 自宅近くの避難所はペット同行OKか
- キャリー持参の必要性
- ワクチン証明の提示が必要か
- ペット専用スペースの位置・環境
今すぐできること:
お住まいの市区町村HPで避難所情報を確認、週末に実際に見に行く
“逃げる準備”を日常の習慣に
キャリー訓練は避難の基本

災害時、抱っこでは安全に運べないことも。
熊本地震の現場でも「キャリーに入れようとした瞬間、逃げ出した」という声が多く、日常からキャリー慣れさせることが予防になります。
ポイント
- 家に置く(お出かけ用としてではなく、普段から見える場所に)
- おやつを入れながら短時間から慣れさせる
- 車内でも入っておける経験を積む
今すぐできること:
キャリーを部屋の隅に出しっぱなしにして、おやつを1個入れる
熊本だからこそ考える“車避難”

徒歩圏の避難所まで行けない地域が多いことや、車が日常移動の中心になっていることから、熊本地震では多くの家族が車中泊を選びました。
そのため、準備も”車前提”が安心。
車避難の準備リスト
- キャリーを車に常備
- 車内温度管理グッズ(夏は保冷、冬は毛布)
- ガソリンは常に半分以上
- 車内で落ち着ける環境をつくる
今すぐできること:
車のガソリンメーターを見て、半分以下なら給油
まとめ:今日からできること

熊本地震はひとつのきっかけでしたが、それからの年月で防災への意識は進化してきました。
大事なのは、完璧な備えではなく、続けられる準備。
大切な家族を守るために。
「今日から・できることから」始めていくことが大切です。

