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2026.09.04

犬・猫にぶどうはNG?秋の味覚 食べてOK・危険な食べ物を解説

ぶどうや梨、柿、さつまいも、栗など、おいしいものが増える秋。
「これ、愛犬や愛猫にも少しならあげていいのかな」と迷うことはありませんか?

実は、ぶどうやレーズンは犬が食べると、急性腎障害を起こす可能性があります。
シャインマスカットや巨峰、種なしぶどうなども例外ではありません。

一方で、梨や柿、さつまいも、栗など、与え方に気をつければ犬・猫が少量食べられる秋の味覚もあります。

今回は、秋によく見かける7つの食べ物について「食べてOK?NG?」を分かりやすくまとめました。
ぶどうを食べてしまった場合の対応や、秋のお散歩で気をつけたい拾い食いについても紹介します。

【早見表】犬・猫が食べられる秋の味覚は?

まずは、今回紹介する7つの食べ物を一覧でチェックしてみましょう。

食べ物注意点
ぶどう・レーズン❌ 与えない❌ 与えない特に犬では急性腎障害のおそれ
⭕ 少量ならOK⭕ 少量ならOK芯・種を除き、小さくする
⭕ 少量ならOK⭕ 少量ならOK種・ヘタなどを取り除く
さつまいも⭕ 少量ならOK⭕ 少量ならOK加熱・味付けなし
⭕ 少量ならOK⭕ 少量ならOK加熱して殻などを取り除く
銀杏❌ 与えない❌ 与えない犬では中毒が疑われた症例あり
種類の分からない野生のきのこ❌ 与えない❌ 与えない毒のある種類を見分けるのが難しい

※猫のぶどうや銀杏については犬ほど情報が多くありませんが、安全性を優先して「与えない」としています。

「⭕」になっているものについても、たくさん食べてよいという意味ではありません。
健康な犬・猫に、適切に下処理したものを少量与える場合の目安です。

持病がある・療法食を食べている・食物アレルギーがある場合などは自己判断で新しい食べ物を与えず、かかりつけの動物病院へ相談しましょう。

犬にぶどうはNG!シャインマスカットもダメ?


犬にぶどう・レーズンは与えないでください。

ぶどうやレーズンを食べた犬では、

・嘔吐
・下痢
・食欲低下
・元気がなくなる
・腹痛
・水を多く飲む
・震え

などがみられ、急性腎障害に進行することがあります。
影響の出方には個体差があるため、「少しなら大丈夫」と一律に判断することはできません。

シャインマスカットや種なしぶどうなら大丈夫?

シャインマスカットも犬には与えてはいけません。
巨峰やデラウェアなども含め、品種や種の有無によって安全なぶどうになるわけではないため注意を。

皮をむいたから大丈夫、種なしだから大丈夫というものでもないためぶどう類そのものを犬に与えないと覚えておくのが安心です。

また、レーズンやレーズンパン、ぶどうやレーズンを含む食品などの誤食にも十分に注意してください。

犬がぶどうを1粒食べた!大丈夫?

「1粒だけなら様子を見ても大丈夫?」と気になる方もいるでしょう。
1粒食べたから必ず中毒になるわけではありませんが、「1粒なら絶対に安全」とも言い切れません。

ぶどうに含まれる成分量にはばらつきがあり、犬によって影響の出方も異なります。

そのため、ぶどうを食べたことが分かったら、

・犬の体重
・食べたぶどうの種類
・食べた個数や量
・食べた時間

などを確認し、症状が出るのを待たずに動物病院へ相談しましょう。
「以前食べても平気だったから今回も大丈夫」と判断しないことも大切です。

猫にぶどうは大丈夫?

猫にもぶどう・レーズンは与えないようにしましょう。

犬ほど多くの症例データがあるわけではなく、犬とまったく同じ危険性が確立しているとは言い切れませんが、猫でも安全な食べ物として扱うべきではないとされています。
あえて与える必要はありません。

犬・猫がいる家庭では、ぶどうやレーズンを届かない場所に保管しておくと安心です。

秋の味覚6選|犬・猫が食べてOK?NG?

ここからは、ぶどう以外の6つの秋の味覚について詳しく見ていきましょう。

1.梨|芯・種を取り、小さくすれば少量OK


みずみずしい梨は、犬・猫ともに果肉を少量であれば食べられます。

与えるときは、

✔︎ 芯と種を取り除く
✔︎ 小さくカットする
✔︎ 最初は少量から
✔︎ 食べすぎない

ことがポイント。

皮は必ずしも中毒を起こすものではありませんが、消化しにくいこともあるため心配な場合はむいてから与えるとよいでしょう。
特に猫や小型犬、シニアの犬・猫などには、喉に詰まらない大きさにすることが大切です。

梨は食べられる果物ですが、水分補給のためにたくさん食べさせる必要はありません。
あくまで少量のおやつとして楽しみましょう。

3.柿|種・ヘタを取り除いて少量


秋を代表する果物のひとつ、柿。
犬・猫ともに、熟した柿の果肉を少量であれば食べられます。

与えるときは、種やヘタを取り除き、食べやすい大きさにカットしましょう。
皮も消化しにくいことがあるため、むいてから与えると安心です。

柿は甘く糖分も含まれているので、「食べられる=たくさんあげてもいい」ではありません。
特に猫は果物を食べる必要がないため、欲しがらなければ無理におすそ分けする必要もありません。

4.さつまいも|加熱して味付けなしで


焼き芋がおいしい季節。
犬・猫ともに、しっかり加熱して味付けしていないさつまいもなら少量食べられます。

与える場合は、

✔︎ 茹でる・蒸す・焼くなどして加熱する
✔︎ バター・砂糖・塩などを加えない
✔︎ 食べやすい大きさにする
✔︎ 少量にとどめる

のが基本です。

皮は犬・猫によっては消化しにくいことがあるため、取り除いて柔らかい部分を与えるとより安心。

大学芋やスイートポテトなど、砂糖やバターなどを使った人用のお菓子はそのままおすそ分けしないようにしましょう。

5.栗|加熱して殻を取り除けば少量OK


栗も、犬・猫ともに適切に調理したものなら少量食べられます。

ただし、そのまま丸ごと与えるのはNG。

✔︎ 茹でる・蒸すなどして加熱
✔︎ 硬い殻を取り除く
✔︎ 渋皮も取り除く
✔︎ 小さくして与える

ようにしましょう。

硬い栗を丸飲みすると、喉や消化管に詰まる危険があります。
また、モンブランや栗きんとんなど、砂糖・クリーム・バターなどを使った人用の加工品は避けましょう。

お散歩中に落ちている栗やイガを口にしないよう注意することも大切です。

6.銀杏|犬では中毒が疑われた症例も


秋のお散歩で注意したいのが銀杏(ぎんなん)です。

実際に、銀杏を食べた犬が嘔吐や四肢の震え、立てなくなるなどの症状を示した症例が報告されています。
そのため、犬には銀杏を与えないようにしましょう。

猫については、犬ほど具体的な症例情報が多くありません。
ただし、猫に積極的に与える必要のある食材ではなく、安全性を優先するなら猫にも与えないのが安心です。

イチョウ並木や公園では、地面に銀杏がたくさん落ちていることもあります。
拾い食いをしやすい犬は、秋のお散歩中の足元もチェックしておきましょう。

7.野生のきのこ|種類が分からないものは食べさせない


秋は、公園や庭、散歩道できのこを見かけることも増えてきます。

ここで覚えておきたいのが、「野生のきのこ=すべて毒」というわけではないこと。
実際には毒性のない野生きのこもあります。

一方で、毒のある種類のなかには、

・激しい嘔吐や下痢
・ふらつきや震え
・けいれん
・呼吸の異常
・肝臓や腎臓への障害

など、重い症状を引き起こすものがあります。

そして問題なのが、見た目だけで安全なきのこか判断するのが難しいこと。
そのため、犬・猫には種類の分からない野生のきのこを食べさせないことが大切です。

スーパーなどで人間用として販売されている一般的な食用きのこと、散歩道などに生えている野生のきのこは分けて考えましょう。

雨が続いたあとなどは、庭や公園に突然きのこが生えることもあります
散歩中だけでなく、自宅の庭も確認しておくと安心です。

犬・猫が危険な食べ物を食べてしまったら?


もし愛犬や愛猫が危険な食べ物を食べてしまった場合は、症状が出るまで自己判断で様子を見ず、まず動物病院へ相談しましょう。

その際、

✔︎ 何を食べたか
✔︎ いつ食べたか
✔︎ どのくらい食べたか
✔︎ 犬・猫の体重
✔︎ 現在の様子

を確認しておくと、相談がスムーズです。

加工食品を食べた場合は、商品パッケージや原材料表示を残しておくのもポイントです。

野生のきのこなどを食べた場合は、安全にできる範囲で写真を撮っておくと種類を確認する手がかりになることがあります。

自宅で無理に吐かせないで

「すぐ吐かせたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、自己判断で犬・猫を吐かせるのは危険です。

特に、塩を大量に飲ませて吐かせる方法は塩そのものによる中毒につながる可能性があります。
また、猫には家庭で安全に吐かせる方法はないとされています。

塩や油などを飲ませたり、喉に指を入れたりせず、まず動物病院へ相談してください。
吐かせる処置が必要かどうかも、食べたものや量、時間、犬・猫の状態によって変わります。

秋は「おすそ分け」と「拾い食い」の両方に注意


秋には、犬・猫と一緒に楽しめる食べ物もあります。
梨・柿・さつまいも・栗などは、食べられない部分を取り除き、適切に準備したものを少量であれば楽しめます。

一方で、特に覚えておきたいのがぶどう・レーズンです。
犬では急性腎障害につながる可能性があるため、シャインマスカットや種なしぶどうを含め、ぶどう類は与えないようにしましょう。

また、秋は食卓だけでなく、散歩中の銀杏や種類の分からない野生のきのこの拾い食いにも注意したい季節。人がおいしく食べられるものでも、犬や猫にとって同じように安全とは限りません。

「これ、あげても大丈夫かな?」と迷ったときは、確認してからおすそ分けする。
そんなひと手間で、愛犬・愛猫と安心して食欲の秋を楽しみたいですね。



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