第6回「冬の毛布外交」

猫の国から来た編集長

~猫が布団に入るかどうかは、信頼のバロメーター~

編集長のニャロウである。
冬がやってくると、猫の国と人間界の間で
「毛布外交」が活発になる。
これは、布団の内側に入るか外側にいるか、
その選択に猫の”信頼度”が如実に表れる、
ゆるやかで繊細な外交儀式である。

毛布の”外側”は安全な中立地帯

まず、布団の外側。
ここは猫にとって、ほどよく温かく、
かつ逃げ道が確保された”中立ポジション”だ。

人間の体温もほんのり感じられ、
「まぁこの辺なら悪くないニャ」という妥協点でもある。

外交的に言えば、

友好国の国境付近でキャンプを張る
ようなものである。

気配は感じていたい。
でも、近すぎるのはまだ気恥ずかしい。
そんな微妙な距離感が、猫心なのである。

布団の”内側”は最上位ランクの友好条約

さて、布団の”内側”に入るとなれば話は別だ。
これは猫社会において、
最高ランクの信頼行為である。

暗く、温かく、逃げ場のない空間に身を置くということは、
完全に相手を信用している証拠だ。

吾輩が布団に入る条件としては:

・温度がちょうど良い
・布団がふわっとしている
・人間が寝返りで圧縮してこない
・夜中に突然動画を見始めない。

以上である。
特に最後の項目は最重要である。

毛布外交は”距離の調整ゲーム”

猫が布団に入る日もあれば、入らない日もある。
それは裏切りではない。
その日の気分と気温と信頼値の方程式で決まるのだ。

たとえば:

・寒い日は+5ポイント
・飼い主がしっとり落ち着いている日は+3ポイント
・布団をめくるスピードが優しいと+2ポイント

逆に:

・掛け布団が重い-4ポイント
・やたら動く-5ポイント
・スマホの光が目にしみる-100ポイント

これが毛布外交のリアルである。

編集長のまとめ

「布団に入るかどうかは、信頼の温度で決まる。」

猫は、心地よい場所を知っている生き物だ。
そして、人間のそばがいちばん温かいと思えたとき、
そっと布団の中へと潜り込む。

それは決して、ただの”寒さ対策”ではない。
あなたと一緒にいたいという、静かな合図なのだ。

これからの季節、毛布外交を円滑に進めるために、
布団をふかふかに整えておくことを強くおすすめする。

次回予告

「猫編集長、大掃除を語る」
~片付けとは”自分の居場所を確保する外交戦略”~

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