第5回「『撫で方』について考える」

猫の国から来た編集長

~猫が喜ぶ手つき・嫌がる手つき~

編集長のニャロウである。
吾輩は普段、原稿を書く合間に、飼い主から撫でられることがある。
その時間は嫌いではない。
…….いや正確に言えば、
正しい撫で方なら」喜ばしいのである。

問題は、人間が時折おこなう
“雑な撫で方””熱意だけの撫で方”””撫ですぎ撫で方”である。
今回はその是非を論じよう。

その1:猫が一番好きなのは”静かな撫で方”

猫がもっとも喜ぶ場所、それはーー
頭のてっぺん・あご下・耳のうしろ。

なぜか?
そこは猫同士が「親しみ」を示すときに触れ合うポイントだからだ。

ゆっくりと、一定のリズムで、優しく。
人間のゴッドハンドを猫が求めているわけではない。
大切なのは、

“ふれる”ではなく”そっと寄り添う”という姿勢
なのである。

その2:嫌がる撫で方は、だいたい”強すぎる”

良かれと思って力を入れる人間がいるが、
猫からすればあれはほぼマッサージではなく”拷問”である。

特に苦手なのはーー

・逆なで
・背中をバーッと強くこする
・尾っぽの付け根を高速で叩く
・手のひら全体でワシャワシャやる

以上である。
猫の国の法律では、
ワシャワシャ撫では外交上の無礼行為とされている。

その3:猫の機嫌は”天気”のように変わる

そして忘れてはならないのは、
猫は生き物であり、気分で撫でられたい場所が変わるということだ。

昨日は好きだったのに、今日は嫌。
今はいいけど、30秒後にはもういい。

ーー猫あるあるである。

この微妙な心の動きを読み取るには、
しっぽの動き、耳の角度、瞬きの速度などを総合判断すべし。

猫を理解するとは、
沈黙のコミュニケーションを読み取ることなのだ。

編集長のまとめ

「撫でるとは、尊重である。」

猫にとって撫でられることは、
“相手を信じて身体をゆだねる”という高等外交である。

だからこそ、
その手つきには丁寧さが求められる。

今日、あなたが猫に触れるとき、
静かに一度、深呼吸をしてみてほしい。
そのやさしさが、猫にはしっかり伝わるのだ。

次回予告

「冬の毛布外交」
~猫が布団に入るかどうかは、信頼のバロメーター~

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