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ペット防災・健康
2026.08.07

【令和8年熊本地震】犬・猫の一時預かり開始|申込先や受付時間・方法

「ペットと一緒に避難できたものの、慣れない場所で落ち着かない」
「自宅の片付けを進めたいけれど、犬や猫を安全に預けられる場所がない」

そんな悩みを抱えている飼い主さんもいるのではないでしょうか。

避難所は、大切な命を守るために多くの方が利用する場所です。
一方で、犬や猫の性格や体調、避難先の環境によってはいつもと違う生活が負担になることもあります。

こうしたなか、熊本県獣医師会は令和8年熊本地震で被災したペットと飼い主さんを支えるため、犬・猫の一時預かりを開始しました。

一時預かりは、犬や猫を手放すためのものではありません。
飼い主さんとペットが再び安心して暮らすために利用できる、避難生活の選択肢の一つです。

この記事では、一時預かりの申込先や相談前に整理しておきたいこと、今後の災害に備えて考えたい預け先について紹介します。

※本記事は2026年8月6日時点の公式情報をもとに作成しています。受け入れ状況や利用条件は変わる可能性があるため、申込み前に必ず最新情報をご確認ください。

熊本地震ペット救護本部が一時預かりを開始

熊本県・熊本市・熊本県獣医師会は、令和8年熊本地震で被災した犬・猫と飼い主さんを支えるため、2026年8月4日に「熊本地震ペット救護本部」を設置しました。

同日から、熊本県獣医師会の会員病院による一時預かりの受付が始まっています。

今回案内されているのは、令和8年熊本地震で被災した犬・猫を対象とする支援です。

一般的なペットホテルの利用とは異なるため、対象となる方や利用条件については、受付窓口へお問い合わせください。

犬・猫の一時預かり申込先

一時預かりを希望する場合は、熊本県獣医師会の受付窓口へ連絡してください。

受付窓口一般社団法人 熊本県獣医師会
電話番号096-369-7807
受付時間月~土曜日 9:00~16:00
休み日曜日・祝祭日
預かり先熊本県獣医師会の会員病院

受け入れ先となる動物病院へ直接連絡するのではなく、まずは熊本県獣医師会へ相談しましょう。

熊本県の公式案内には、預かり期間や受け入れ先となる動物病院名、詳しい利用条件までは掲載されていません。

空き状況や必要な持ち物も含め、受付時に確認してください。
熊本県獣医師会の代表電話番号は同会の公式サイトにも掲載されています。

【参考リンク】
熊本県公式|令和8年熊本地震に伴う犬・猫の一時預かり

避難所での生活から見えてきたこと

熊本日日新聞では、避難所で複数の犬や猫が同じスペースで過ごすなか、食欲や排泄などに変化が見られたケースや一時的な預け先を探す飼い主さんの状況が紹介されています。

これは、避難所の受け入れに問題があるということではありません。

避難所では限られた設備やスペースを使い、動物が苦手な方やアレルギーのある方にも配慮しながら多くの方が生活しています。

そのなかで、飼い主さんのそばにいることで落ち着ける子もいれば、ほかの犬や猫が近くにいる環境を負担に感じる子もいます。

犬や猫の性格や体調に合わせて選べる支援が増えることは、飼い主さんだけでなく避難所で過ごすみなさんの安心にもつながります。

避難所での犬・猫の様子や、一時預かりが始まった背景については、以下の記事でも紹介されています。

【参考記事】
熊本日日新聞|避難所で過ごすペットと一時預かりに関する記事

一時預かりは避難生活を支える選択肢

犬や猫と一時的に離れることに、不安や申し訳なさを感じる飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、今回案内されているのは譲渡ではなく、被災した犬・猫の一時預かりです。

一時預かりを利用することで、次のような時間を確保しやすくなります。

  • 犬や猫が別の環境で休む
  • 飼い主さんが睡眠や食事を取る
  • 自宅の安全確認や片付けを進める
  • 住まいや生活再建の手続きを行う
  • 車や屋外で過ごし続ける負担を減らす
  • 犬・猫の持病や服薬について相談する

飼い主さんが休息を取り、生活を整えることも、犬・猫との暮らしを守ることにつながります。

限界まで我慢する必要はありません。
「今の環境で過ごし続けるのは少し難しいかもしれない」と感じたときは、利用できる支援について相談してみてください。

一時預かりの相談を考えるきっかけ

次の項目は、一時預かりの公式な利用条件ではありません。
現在の過ごし方を見直し、相談するきっかけとして参考にしてください。

犬・猫の様子が気になるとき

  • 落ち着いて休めない
  • 食事や水を十分に取れない
  • ほかの犬や猫を強く怖がっている
  • 鳴く、震える状態が続いている
  • 排泄が普段どおりにできない
  • 持病や服薬の管理が難しい
  • 避難先での室温調整が難しい

災害や慣れない避難生活は、犬や猫にとっても大きなストレスとなり、体調を崩すことがあります。
熊本県も、避難所での生活では健康状態に注意するよう呼びかけています。

ただし、食欲低下や嘔吐、下痢、せき、呼吸の変化などをすべてストレスと決めつけるのは避けましょう。
気になる症状がある場合は、一時預かりの相談とあわせて獣医師へ伝えてください。

飼い主さんの負担が大きいとき

  • 十分な睡眠や食事を取れていない
  • 車や屋外で過ごす時間が長い
  • 自宅の片付けや手続きを進められない
  • 犬や猫が心配で休めない
  • 周囲への配慮で疲れを感じている
  • 今の環境で飼育を続けられるか不安がある

飼い主さんの負担も、一時預かりについて相談する理由の一つです。

一時預かりを利用すること、避難所で一緒に過ごすこと、安全が確認できた自宅で過ごすことのどれか一つだけが正解ではありません。

それぞれの家庭に合う方法を選ぶことが大切です。

電話の前に整理しておきたい情報

熊本県の公式案内には、一時預かりに必要な書類や持ち物の詳細までは掲載されていません。
まずは熊本県獣医師会へ相談し、必要なものを確認しましょう。

電話の前に、次の情報を整理しておくと状況を伝えやすくなります。

犬・猫の基本情報

  • 名前
  • 犬種・猫種
  • 年齢・性別
  • 体重
  • 現在いる場所
  • 預かりを希望する時期
  • 飼い主さんの連絡先

健康・生活に関する情報

  • 持病やアレルギー
  • 服用している薬
  • 最近の体調変化
  • ワクチン接種状況
  • かかりつけの動物病院
  • 普段食べているフード
  • 排泄方法
  • 性格や苦手なこと
  • ほかの犬や猫との相性

熊本県は災害への備えとして、ワクチン接種歴や既往歴、健康状態、かかりつけの動物病院などを記録しておくよう案内しています。

フードや薬、キャリー、証明書などの持参が必要かは受付時に確認してください。

一時預かり以外にも選択肢はある

犬や猫との避難生活は、避難所に残るか、一時預かりを利用するかの二択ではありません。
自宅の安全が確認できている場合は、在宅避難を選べることもあります。

そのほかにも、次のような場所が候補になります。

  • 親族や友人の家
  • かかりつけの動物病院
  • ペットホテル
  • ペット同伴可能な宿泊施設
  • 自治体や民間施設が設けた受け入れ場所

その時点で利用できる場所や支援を確認し、飼い主さんと犬・猫の双方に負担の少ない方法を選びましょう。

なお、民間施設の受け入れ情報は途中で条件が変わる場合があります。
利用する際は、第三者の転載だけでなく、施設の公式サイトや公式SNSで最新状況を確認してください

今後の災害に備えて預け先を考えておこう

熊本県は、万が一に備えて、避難所以外の避難先やペットの一時預け先を確保しておくよう案内しています。
平常時から、家族で次のことを話し合っておくと安心です。

  • 親族や友人に預けられるか相談する
  • かかりつけの動物病院へ災害時の対応を尋ねる
  • ペットホテルの場所や利用条件を調べる
  • 自宅から離れた地域にも候補をつくる
  • キャリーやケージに慣らしておく
  • ワクチン証明書や診療記録をまとめる
  • 食事や薬、性格を記したメモを作る
  • 預け先を一つだけに絞らない

災害時には、予定していた施設や預け先も被災する可能性があります。
「どこへ避難するか」だけでなく、その後、犬・猫とどこで過ごすかまで考えておくことがペット防災につながります。

無理をせず利用できる支援を確認しよう

ペットと一緒に安全な場所まで避難できたことは、大切な命を守る大きな一歩です。
その後の過ごし方は、犬や猫の性格や体調、避難先の環境、家庭の事情によって変わります。

一時預かりは、飼い主さんと犬・猫が再び安心して暮らすために利用できる支援の一つ。

利用を検討する場合は、まず熊本県獣医師会へ連絡し、現在の受け入れ状況や条件を確認してください。
飼い主さんだけで抱え込まず、今利用できる支援を取り入れながら、それぞれの家庭に合った過ごし方を探していきましょう。



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