【熊本】冬の対策!犬・猫を寒さから守るために今すぐできること

ペット

冬の熊本は、思った以上に厳しい季節です。
朝晩の冷え込みは鋭く、気温が高めの日でも、日が落ちた途端に一気に底冷えする——
そんな日が珍しくありません。

人でも「今日は寒いな」と感じるなら、床に近い場所で暮らす犬や猫は、もっと強い冷気にさらされています。
特に熊本は、夏の暑さ対策を重視して建てられた住宅が多く、冬は家の中のほうが外より冷たいことすらあります。

この記事では、熊本の冬の特徴と、「今日からできる寒さ対策」をご紹介します。

熊本の冬はどれくらい寒い?

イメージと違う「熊本の冬」の実態

「九州だから暖かいでしょ」
多くの人がそう思っています。…でもその答えはNO。

熊本平野は夏は暑く、冬は寒い内陸性気候。朝晩の冷え込みが強く、日によって寒暖差が大きいのが特徴です。

気象データを見ると、熊本市の1月の平均気温は東京より約1.5℃高いものの、最低気温は東京とほぼ同じか、日によっては下回ることもあります。
氷点下になる日もあり、「九州=暖かい」というイメージとは真逆の現実があります。

家の中が外より寒いことも

さらに熊本の住宅には特徴があります:

  • 夏の暑さ対策が中心に設計されている
  • 断熱性が弱い家も多い
  • フローリングが主流

このため「外より家の中が寒い」現象が起きがち。朝一番や夕方〜夜の時間帯は特に注意が必要です。

人間なら上着を羽織れますが、床に近い場所で暮らすペットたちは、冷気をダイレクトに受け続けています。

犬や猫は何度で寒いと感じる?

犬の場合

犬の体温は37.5〜39.2℃。比較的寒さに強いと言われますが、5〜10℃を下回ると震え始める子が多いです。快適温度は18〜25℃

特に寒さに弱いのは(例)

  • 小型犬(チワワ、ヨーキー、ダックスなど)
  • 短毛種(パグ、ミニピン、フレブルなど)
  • 子犬/シニア

猫の場合

猫はそもそも寒がりで、20℃を下回ると寒さを感じると言われます。快適温度は20〜28℃(冬は23℃前後)が目安です。

寒さに弱い猫

  • 短毛種(シャム、ベンガルなど)
  • 毛の少ない品種
  • 子猫/シニア
  • 筋肉量が少ない子

熊本の朝晩の冷え込みは、多くのペットにとって「寒すぎる」温度帯になりやすいのです。

“寒いサイン”を見逃さない

犬・猫は「寒い」と言えない分、行動で示します。

よくあるサイン

・体を小さく丸めている
・震える
・いつもよりくっついてくる
・水を飲む量が減る
・動きが鈍くなる

特に猫に多いサイン

・布団や洗濯物に潜る
・家電の上で暖をとる
・トイレの回数が減る

特に猫は我慢強いため、気づいたときには体調を崩していた…という冬のトラブルも少なくありません。

まず見直したいのは「過ごす場所」

最初にチェックしたいのは、暖房器具よりも“寝床の場所”です。

床に近すぎない?

犬・猫は床からの冷気をダイレクトに受けます。

チェックしたいポイント

  • フローリングに直寝していないか
  • ベッドの下に冷気が溜まっていないか
  • 窓・ドアの近くで寝ていないか

毛布を1枚足す、段ボールを敷くなど、少しの工夫で体感温度は大きく変わります。

熊本の古い家屋では特に、床からの冷えが強いため、ペットのベッドを床から少し浮かせる(段ボールや低い台を使う)だけでも効果的です。

エアコンの風が直接当たっていない?

暖房の風が直撃すると乾燥・体調不良・安眠妨害の原因に。室温は20〜22℃、サーキュレーターで暖気を回すのがおすすめです。

熊本の冬に増えるトラブルと対策

冬は特に以下の病気が増えます。

呼吸器疾患

乾燥した空気+冷気で、咳やくしゃみが出やすくなります。

泌尿器トラブル(膀胱炎・結石)

「水を飲まない→尿が濃くなる→炎症が起きる」という冬の悪循環。

寒いと水皿に近づきたがらない子も多いので

  • 部屋ごとに水を置く
  • ぬるま湯にする
  • ウェットフード活用

このような対策が効果的です。

関節の痛み

シニアは特に冷えでこわばりやすくなるため、温かくて柔らかい寝床を増やすのがおすすめ。

室内でできる寒さ対策

最後に、今から実践できる対策をご紹介します。
室内でできる対策はこちら。

① 暖房器具は“温度”と“湿度”をセットで整える

暖房だけでは乾燥が進み、皮膚や喉の不調に繋がることがあります。
加湿器や濡れタオル、洗濯物の室内干しなどで湿度40〜60%をキープすると、快適さがぐっと増します。

② 低温やけどには要注意

犬や猫は、暖かい場所が好きでも「熱いから離れる」という判断が苦手。
ストーブはサークルで距離をつくり、こたつは換気必須。
また、ホットカーペットは低温設定が基本です。

③ 毛布や布団の“安心感”を活かす

毛布は保温だけでなく、巣穴のような安心感を与えてくれます。
ただし、誤飲癖のある子は要注意。
月に数回の洗濯で清潔に保つと、皮膚トラブル予防にも有効です。

④ 自分で調整できる「逃げ場」をつくる

暖かい場所だけでなく、少し涼しいスペースも用意すると、犬・猫自身で体温調整ができます。
ベッドやクレートを暖房の風が直撃しない位置にずらすだけでも快適性は大きく変わります。

外出・散歩時にできる寒さ対策

外出や散歩時にも対策ができます。

① 洋服・ネックウォーマーで負担を軽減

特に寒がりの犬は、首元(太い血管が通る部分)を温めると効果的。
熊本の朝晩は冷え込みが急なので、短時間の散歩でも冷え対策が役立ちます。

② 地面が冷たい日の工夫

冬のアスファルトは体温を奪いやすく、足元から冷えが一気に広がります。
肉球保護の靴やソックスを使ったり、散歩前に部屋を少し涼しくして“外との温度差”を減らすと、負担が軽くなります。

上記の対策は、「嫌がらない場合」におこないましょう。
洋服や靴の着用がストレスになる子もいます。

まとめ:完璧じゃなくていい。毎日の“気づき”がいちばんの防寒

熊本の冬は、昼間の暖かさに油断していると、夕方から一気に冷え込む独特の気候です。
その変化が、犬や猫の体調に響きます。

だからこそ、「昨日は大丈夫だったから、今日も同じでいい」ではなく、
その日の気温と、その子の様子を観察することが何よりも大切です。

高価なグッズが必要なわけではありません。
寝床の場所を変える、毛布を足す、水をぬるくする…
そんな小さな工夫が、冬の体調トラブルをぐっと減らしてくれます。

熊本の寒い冬を、犬・猫が安心して過ごせるように。
今日できることから、少しずつ整えていきましょう。

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