第4回「犬社会と猫社会の外交問題」

猫の国から来た編集長

~仲良くしたいけど、テンションが違いすぎる件~

編集長のニャロウである。
この世界には、猫の国のほかに「犬の国」なるものが存在する。
文化は違えど、共に人間と暮らす仲間である。
しかしながら、吾輩は最近思うのだ。
ーー犬と猫、仲良くしたいのに、テンションが違いすぎるのではないか?

犬社会の外交:初対面でも”全力の歓迎”

犬の国を取材した際、吾輩は驚いた。
初対面にもかかわらず、
「やぁ!君は誰!?遊ぶ!?ねぇ遊ぶ!?」
と秒速で距離を詰められたのだ。

尻尾を激しく振り、鼻を近づけ、
身体全体で”友好の意”を表していた。

…..悪気がないのはわかっている。
だが、吾輩のパーソナルスペースは、
もう少し静かであってほしい。

猫社会の外交:まず静かに”観察”から

一方猫の国では、外交の作法はこうだ。
1.まず相手を遠くから静かに観察する
2.その視線に気づいたら少しだけ近づく
3.匂いを確認
4.問題なければ同じ空間に”そっと居る”

ーー以上である。

別に話さなくても、触れなくても成立する。
“並んでいるだけで仲間”という文化なのだ。

犬からすれば物足りないかもしれない。
だが猫からすれば、犬の距離の詰め方はあまりにも情熱的である。

外交問題の本質:どっちも悪くないのだ

犬は悪くない。感情に素直なのだ。
猫も悪くない。慎重で繊細なのだ。

だが文化の違いがトラブルを生む。
犬は「遊ぼう!」と思って近づくのに、
猫は「命の危険…?」と思って逃げる。

このすれ違いこそ
犬猫外交問題の根っこである。

猫の国からの提案:「ミドルテンション外交」

そこで吾輩は提案する。

“ミドルテンション外交”を導入すべし。

犬は近づきすぎず、まず座って待つ。
猫は逃げずに、ちょっとだけ匂いを確認する。
お互いが半歩ずつ歩み寄れば、
不思議なことに穏やかな空気が生まれる。

これは人間社会にも通用する。
価値観が違う相手とは、
テンションの歩幅を合わせることが平和の鍵なのだ。

編集長のまとめ

「違うから面白い。違うから学べる。」

犬と猫は性格も文化も違う。
だが、その違いを尊重し合えたとき、
そこに本当の友情が生まれる。

今日も吾輩は、犬の記者ワン太郎と会議をする予定だ。
彼は勢いよく飛びついてくるが、
最近は椅子に座って待つことを覚えた。

ーー外交とは、学びと成長の連続なのである。

次回予告

「『撫で方』について考える」
~猫が喜ぶ手つき・嫌がる手つき~

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